Woman Fashion:ピンクが映えるベースカラー

           

カラー解説(PCCS)

 
メインカラーはマフラーのベージュ、sfトーンの6番周辺です。近似色には『香色』などがあります。多くの人が安定感を感じるアースカラーです。
 
サブカラーはコートのブラックです。近似色には「黒橡」という色があります。古代には下級使用人の服の色でしたが、「源氏物語」など平安時代以降は高官の朝服として権威の象徴とされたいろです。ブラックは近現代ではシャネルがブラックを提案してから特権階級以外への普及も進んだとされています。
 
アクセントカラーはPCCSの標準色には存在しない発色の良いピンクです。桜の薄い淡い色に始まり、撫子、躑躅色、牡丹色など、ピンクは日本人から愛されてやまない特別な色かもしれません。
配色計画
色彩心理
ファッション全体ではコートのブラックがメインカラーでマフラーのベージュと合わせて高級感のある装いですが、切り抜かれた写真ではベージュがメインカラーでブラックがサブカラーになっています。ベージュの色相番号は6番とピンクの24番は中差色相配色になっていて通常あまり安定感が見られませんが、ブラックとベージュのベースカラーとしての結びつきが強く、その上にピンクがアクセントとして女性らしさを演出しています。そのようにグルーピングされて見えるために、中差色相配色でもまとまりがあるように感じます。またこちらの女性の場合、肌の色がベージュに近く、ピンクが一層映えて見えます。顔色がやや赤みを帯びているところがさらにピンクがなじんで見えるポイントとなります。

人生に余裕のある人は素敵に感じます。ベージュにはしなやかで柔軟な安定感のあり、余裕を感じます。ピンクは気持ちを華やかに温かくし、優しく寄り添うにように元気を分け与えてくれる存在です。大地の上にピンクの花が咲いている情景のような、見る人を元気にする配色です。

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