皆さんこんにちは、カラーオンです。
今回は色彩学の第6回目です。前回はトーンについてご紹介しましたが、そのトーンに着目した配色方法をご紹介します。
前回、配色に悩んだときはトーンを合わせることで安定した配色になることをご紹介しましたが、今回ご紹介するトーンオントーン配色はトーンの上にトーンを重ねるという意味で、異なるトーンを使用する配色です。
こちらの看板はブルー系の色相でまとめられていますが、各ブルーの明度が異なっています。同一色相から類似色相で明度差を大きくとった配色をトーンオントーン配色と言います。
ペールトーンとディープトーン、ライトトーンとダークトーンなどの組合せになります。
同じ色相系でまとめられていますので、落ち着いていて受け入れやすく、シンプルにまとまっているように感じます。
色のイメージ(色彩心理)を崩さずに単調な配色を脱却するためにトーンオントーン配色は有効です。グラデーションは明度差が徐々に変わっていく配色の為、厳密にはトーンオントーン配色の部類には入りませんが同じ視点になります。
ウェブ配色や、チラシの配色、ファッション・インテリア・エクステリアでも色相の持つイメージを活用しながらデザイン性を持たせるためにトーンオントーン配色を覚えていてください。