皆さんこんにちは、カラーオンです。
今回はLife Messageの第6回目です。
今回は、
問題点を問うてるときに課題を言うと、本質的問題を共有できないときがある
を考えてみたいと思います。
問題とは既に発生している事態で、課題はその問題を解決する為に実現するべき方策です。問題は自分の意思とは無関係に自然発生しますが(発生原因は自分にある可能性はあります)、課題は自分で意識して設定するものです。
大きな岩がある、ことは問題で、
大きな岩をどのようにして回避するか、は課題です。
問題をしっかりと認識できていなければ、課題を設定しても問題は解決されません。
大切なことはその問題が二度と発生しないように処理することですので、本質的な問題を見つけ出し、根本的解決に近づけるよう課題を設定することが重要です。
抽象度を高くすることで根本的解決に近づくことがあります。1という問題が見つかったとき、それは1~10までのAというグループの問題であることを理解することです。
Aの解決策を課題として設定することで1~10までを一度に解決できますが、問題を早々と決定し、1の課題を設定すると、後々4や8の問題が発生した時に複数の手間がかかります。
まだ問題点を問うているときには、課題の話はしないことです。課題の話をしていると、あたかもそれを克服すれば問題が解決し、とてもうまくいくような気がします。前向きでポジティブな感情を引き出すことができ、推進性が高まりますが、後々「またか」に遭遇する可能性が高くなります。
問題を熟考したあと、少しでも抽象度の高い包括的な問題に対して課題を設定しましょう。そうすることで、手間を省くことができ、後々のポジティブ感情・推進性を高くすることができます。
抽象度を上げると課題のレベルが上がることが多々あります。
どれだけ抽象度を上げるか、難しい問題とするかは、その問題を共有しているチームの技能によって決定するべきですので、その会議における進行役(ファシリテーター)とリーダーが決定するのが良いでしょう。個人的なことであればもちろん自分で。