皆さんこんにちは、カラーオンです。
今回は色彩学の#02、青と黄の配色を見ていきましょう。
青と黄はおおむね補色関係にあります。
前回色彩学#01で、色相環をご紹介しましたが、一般的に私たちが「赤」とか、「緑」とか「青」と色名を言った場合、それが示している色の幅は広く、例えば青は緑みの青から紫みの青まで色相の中では比較的幅が広く表現されます。したがって、黄の補色が青といっても、どの青かは分かりにくいと思います。
なので”おおむね”補色関係にあるとしておきます。
さて、補色とはなんでしょうか。色相環のサークルで、真反対側にある色のことです。
例えば日本色研表色体系(PCCS)は色相を24色に区分けしています。1から24まで番号が付けられていて、24色で一周になりますので、1(紫みの赤)の真反対は13(青みの緑)になります。黄は8(黄)なので補色は20(バイオレット)です。
上の写真ではおよそ黄色の部分が8で、黄色の間にある青系の色が20にあたります。
補足配色は調和的配色で見ていて心地よい配色となります。ただし、明度・彩度が同程度の場合はハレーションを起こして境界線が見にくくなり、違和感を感じます。赤と緑でよく見かけられます。
PCCSについては日本色研のホームページもご参照ください。